2008.04.10 Thursday07:03
東京都内の地震に弱い84の町と火災、建物倒壊危険度上位10町
東京都では昭和五十年以降東京都震災対策条例に基いて東京23区と多摩地域を対象として、五年ごとに各地域の地震に関する危険性を調査、公表しています。
地震に関する地域危険度測定調査(第6回)(平成20年2月公表)/東京都都市整備局
公表される危険度とは、地震の揺れによって建物が壊れたり傾いたりする危険性の度合いを建物の構造、建築年代、階数など建物の種別ごとの棟数と地盤の特性を基に測定した「建物倒壊危険度」、地震の揺れによる火災の発生と延焼の危険性を測定した「火災危険度」、その二つの結果を合算し順位付けした「総合危険度」の三種類で、防災対策を進める指標のひとつとして活用されているそうです。

今回、2008年度版を基に建物倒壊危険度の高い町、火災危険度の高い町、総合危険度の高い町それぞれ上位10町と、総合危険度でランク5(最も危険度が高い)とされた町を区ごとにまとめてみました。
■建物倒壊危険度の高い地域
危険度の高い地域は、沖積低地や谷底低地に分類される地盤上にあり、古い木造や軽量鉄骨造の建物が密集している荒川・隅田川沿いのいわゆる下町地域一帯に分布しています。具体的には、足立区南部から荒川区、台東区東部、葛飾区西部、墨田区、江東区北部に広がる地域で危険度が高くなっています。
一方、多摩地域は、区部に比べると危険度は低くなっています。
建物倒壊危険度上位10町
1 墨田区 京島2丁目
2 台東区 竜泉3丁目
3 墨田区 墨田3丁目
4 墨田区 東駒形2丁目
5 台東区 浅草5丁目
6 足立区 千住寿町
7 荒川区 町屋4丁目
8 足立区 千住4丁目
9 足立区 千住龍田町
10墨田区 京島3丁目
■火災危険度の高い地域
危険度の高い地域は、木造建物が密集している地域に多く、区部の環状7号線沿いにドーナツ状に分布するとともに、JR中央線沿線(区部)にも分布しています。具体的には、杉並区東部から中野区、豊島区、北区、荒川区、足立区南部、葛飾区西部、墨田区北部に広がる地域で、また、品川区南西部に広がる地域でも危険性が高くなっています。
一方、多摩地域は、区部に比べると危険度は低くなっています。
火災危険度上位10町
1 品川区 豊町5丁目
2 新宿区 赤城下町
3 品川区 二葉3丁目
4 新宿区 若葉3丁目
5 品川区 豊町6丁目
6 品川区 豊町4丁目
7 新宿区 南榎町
8 荒川区 荒川6丁目
9 中野区 大和町3丁目
10品川区 戸越4丁目
■総合危険度の高い地域
総合危険度の高い地域は、建物倒壊危険度、火災危険度ともに高かった荒川・隅田川沿いのいわゆる下町地域一帯に分布しています。具体的には、足立区南部から荒川区、台東区東部、葛飾区西部、墨田区、江東区北部に広がる地域で、また、品川区南西部や北区北部から豊島区北西部に広がる地域でも危険度が高くなっています。
総合危険度上位10町
1 墨田区 墨田3丁目
2 新宿区 若葉3丁目
3 荒川区 町屋4丁目
4 品川区 二葉3丁目
5 足立区 千住柳町
6 足立区 千住4丁目
7 墨田区 京島3丁目
8 足立区 柳原2丁目
9 荒川区 荒川6丁目
10墨田区 東向島1丁目
総合危険度最高ランクの町
■足立区
千住仲町/千住元町/千住寿町/千住柳町/千住龍田町/千住大川町/千住3丁目/千住4丁目/本木東町/本木南町/柳原2丁目/関原2丁目/関原3丁目/本木2丁目/梅田3丁目
■荒川区
東日暮里3丁目/町屋2丁目/町屋3丁目/町屋4丁目/荒川2丁目/荒川3丁目/荒川5丁目/荒川6丁目/南千住1丁目/南千住5丁目/東尾久6丁目/西尾久2丁目/西尾久5丁目/
■江戸川区
平井2丁目
■大田区
羽田3丁目/羽田6丁目/南蒲田3丁目
■葛飾区
東四つ木3丁目/東四つ木4丁目/堀切5丁目/立石4丁目
■北区
十条仲原1丁目/赤羽西4丁目/志茂2丁目/志茂4丁目
■江東区
北砂3丁目/北砂4丁目/北砂6丁目/大島7丁目/東砂5丁目
■品川区
二葉3丁目/二葉4丁目/旗の台4丁目/西品川2丁目
■渋谷区
本町5丁目
■新宿区
若葉3丁目/改代町/赤城下町
■墨田区
立花2丁目/押上3丁目/墨田3丁目/墨田4丁目/京島2丁目/京島3丁目/向島4丁目/東向島1丁目/東向島5丁目/東向島6丁目/八広1丁目/八広2丁目/八広3丁目/八広4丁目
■台東区
谷中3丁目/根岸4丁目/浅草5丁目/鳥越1丁目/小島1丁目/竜泉3丁目/日本堤2丁目/台東3丁目/池之端3丁目/日本堤1丁目
■豊島区
駒込6丁目/池袋本町3丁目/長崎2丁目/長崎3丁目
■文京区
根津2丁目/千駄木2丁目
■目黒区
原町1丁目
総合危険度の高い地域では建物の建替えや不燃化、道路・公園の整備などを周辺の町も含めて進める必要がある、と資料ではまとめられています。
また、前回調査と比較すると、「都内平均で約17%(建物倒壊量)減少」、「都内平均で約14%(建物延焼量)減少」しており、今回の調査は『「防災都市づくり推進計画」や延焼遮断帯となる沿道一体整備事業、建物の不燃化などを進める木造住宅密集地域整備事業などの各種事業を実施する地域の選定』に活用されるとのこと。
こういうのを読むと、東京都良い仕事してるなーと思います。勿論、災害は個々人の備えも大事なので、日ごろから防災についてはよく考えて、怠り無く準備しておきたいところです。
調査についての詳細は下記を参照してください。
地震に関する地域危険度測定調査(第6回)(平成20年2月公表)/東京都都市整備局
東京で一番地震に弱い街はどこ? - [住みやすい街選び(首都圏)]All About
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中林 一樹














