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人生を根底から豊かで納得のいくものにするための読書法とオススメ本7冊+1

ネットに時間を使いすぎると人生が破壊される。人生を根底から豊かで納得のいくものにしてくれる良書25冊を紹介 - 分裂勘違い君劇場

人生には濫読すべき時期があるのは間違い無いと思うのだけど、「豊かで納得の行く人生」なる超主観的な想いを抱くことが出来るようになる読書の仕方は「100冊読むより100回読め」ではないかな。

100回読めばその本が血肉となり前身に涵養していくし、何よりその本に愛着が沸くし、愛情を持って読書と言う行為が出来るようになれば、読書することに豊かさを感じられるんじゃないかなと思います。

読書に限らず豊かで納得行く時間が少しでも持てれば、自ずと人生も豊かで納得行くものだと思えるんじゃないかなーと思ったりしますよ。豊かさなんて主観的感覚の最たるものですから。

・本選びが大事

100回読むのは、まかり間違ったら苦行にしかならないので、本選びがとても大事です。図書館や本屋に行くのが生活の一部になっていて、入って気が付くと2〜3時間あるいはもっと経ってたなんてことが日常茶飯事です。図書館や書店は僕にとってはお見合い会場みたいなもので、長く愛せそうな本をじっくりと時間を掛けて見て行きながら、一瞬のインスピレーションを待っているところがあります。図書館や書店だけじゃなく、ネットでじっくり事前に調べたりすることも頻繁です。本との出会いに関してセレンディピティみたいなのがとても大事だなと思います。

・読書する場所が大事

自身が最も読書をしたら落ち着く場所を見つけておくのが大事です。ある程度時間の流れを忘れられるところが良いような気がします。行きつけの喫茶店、公園の芝生の上、川べりの土手、神社の境内の片隅、あるいはお風呂で半身浴をしながら、または寝る前に布団の中で・・・そういう読書環境を重視することで全身の感覚で本を読むと、より充実感があると思います。そういえば一時期我が家では毎朝朗読会をしたりしていました。朗読もまた面白いです。

・メモ帳、ポストイット、筆記用具が大事

本を読みながら、何かしらアウトプットをしたい欲求に駆られることが多いと思います。僕はB5サイズのノートとペンを常時持ち歩いていて、本を読みながら思ったことをすぐ文章に出来るようにしています。本に書き込みしたり線を引いたりする人も居れば、ポストイットを貼りまくる人もいるし、すぐに携帯やPDAにメモしたりする人もいるでしょうね。読むだけじゃなくアウトプットも思ったときにすぐ出来るようにしておくとより豊かさを実感しやすいと思います。

まぁ、こんな感じでどんな本を読めば人生が豊かになるかではなく、どうやって読書と言う行為に向かい合えば豊かさを感じられるかを大事にすれば自ずと答えは出るんじゃないかなーと思います。

そこで、僕が何度も何度も読み返して味わっている本をいくつか紹介。

忘れられた日本人 (岩波文庫)
忘れられた日本人 (岩波文庫)
宮本 常一

民俗学の巨人宮本常一の名著。「日本的なるもの」というタグがはてブではよく見かけますが、その「日本的なるもの」の最たるものをじっくりと生涯掛けて足で見て回った巨人の足跡を辿ることが出来る一冊です。西日本中心なので、これが古き日本の全てでは決して無いのだけど、とても世間師とか、村の寄り合いとか味わい深い。あと、人気の土佐源氏という盲の老人の話はぜひ映画化希望なんだけど・・・もう撮れる人はいないな。今村昌平が生きていたら撮って欲しかったな。


日本の歴史をよみなおす (全) (ちくま学芸文庫)
日本の歴史をよみなおす (全) (ちくま学芸文庫)
網野 善彦

「異形の王権」も好きなんだけど、連綿と現代まで繋がってくる歴史の流れの中の私、みたいなのに思いを馳せる時に、これかなと思う。勿論網野歴史の代表作として挙げられるので陳腐なセレクションなのかもしれないけれど。け・れ・ど、読むと、積み重なってきた歴史と積み重ならず移ろっていった歴史とが同時代的に感じられるので、とても豊かでエキサイティングな読書体験が出来て、ちょっと病みつきになることがある。

「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))
「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))
山本 七平

まぁ、多くを語ることも無いんでどうぞ。日本教という怪物のお話であり、その根本については読めば読むほどに、その深淵から覗かれているというのがわかる本かな。ただ、あと数年でもしかしたら急速に古臭いものになるのかもしれない気がしています。根拠は・・・直観。

シーシュポスの神話 (新潮文庫)
シーシュポスの神話 (新潮文庫)
カミュ

カミュは味わい深いのはやっぱりこれかなという気がします。二十歳前に読んで以来、何度と無く読み返してきた。シーシュポスは神から罰を受け巨石を山頂に押し上げ、そして山頂に登った瞬間、その巨石は転げ落ちていく。転げ落ちていく様子をみながらシーシュポスは「すべてよし」とつぶやいて再び巨石を山頂に押し上げるために山を下る。というほんの数ページの短編。ある時は哲学ごっこでわかった振りをするために、あるときは自分のダメな環境に対するエクスキューズのため、またある時はある種の了解のため、などその時々によって読み方を変えることが出来る本だな、と思うのですが、実はとても頑固な本でもあるなとも感じますね。

村上春樹、河合隼雄に会いにいく (新潮文庫)
村上春樹、河合隼雄に会いにいく (新潮文庫)
河合 隼雄,村上 春樹

二人が日本論や物語論などについて語った対談。95年ごろの本なんですが、今読むと二人のその先見性にちょっとびっくりする。この人たちは見えていたんだなという感じで唸らされることが多い。「ポストモダン」は手垢の付いた言葉だし、多分ちょっと違うように思う。読み返すたびに個人なるもの、近代人なるものについて、本をきっかけにして思考を飛躍させて遊んでいるかな。

ユング心理学入門
ユング心理学入門
河合 隼雄

まぁ、僕はユングというか「河合隼雄が紹介するユング」に傾倒しているところ大きいので。偽科学ですけどね。第一章読めばわかりますが、ユング心理学は心理療法を第一義とするために客観的であることを敢えて捨てて偽科学たることを選んだ学問であって、その危うさと危ういがゆえの真摯さがね、とても魅力的なのだと思いますよ。惹きつけられてしまったのかなと思います。夢分析の類は全く興味ないけどコンステレーションとか個性化の過程なんてあたりは、僕自身主観的に「あるものと了解している」ところはあるなぁと思います。科学的=客観的にどうか、と言われると、そりゃどうかねー。ないなぁ(笑)という感じなんですが。こころ、を考えたときに避けられない本だなぁと思います。

ヒトはなぜ、夢を見るのか (文春新書)
ヒトはなぜ、夢を見るのか (文春新書)
北浜 邦夫

上の紹介文と思いっきり矛盾するんですが、夢自体にはとても興味があります。人生の三分の一は眠っている訳で、その眠っている時間に見る夢というものとどのように接するかというのが大事なんじゃないかなぁと僕は思います。ただ経験上、夢に関する記事をアップするとアップするたびにリーダー登録数が1〜2user減るので、ブログにアップするのは諸刃の剣ですけどね(笑)現在わかっている夢のメカニズムについて科学的に紹介した本なのですが、その夢のメカニズムがね面白いんですよ。脳の仮説立証性というやつです。科学と夢と心理と体験を上手くつなぐ架け橋な一冊なんじゃないかと思いますよ。

でっか字まっぷ 東京23区 (でっか字まっぷ) (でっか字まっぷ)
でっか字まっぷ 東京23区 (でっか字まっぷ) (でっか字まっぷ)

これだけは断言できるのだけど。
地図を開くこと以上に人生を豊かにすることはない。
なぜなら、地図はイマジネーションと体験と知識と変化を体験する最高の本だからだ。自身の住む町を実際に歩いて体験しながら、読むことが出来る。そして地図を開くだけで全体像が把握できるし、あるいは細かなところまで目を行き届かせることができる。地図を見れば歴史が浮かび上がってくる。地図を見れば常に発見がある。地図を見ながらまだ見ぬ町を歩く自分を想像することができる。



ということで唐突な展開にもっていくわけだけれど


■人生を根底から豊かで納得のいくものにするための読書法とは

朝、目が覚めたらすぐに出かける準備をして、ノートとペンと地図をかばんに入れ、まず本屋に行きじっくりと読むべき本を漁る。読むべき本が決まったら、すぐに購入して、書店を出たら地図を開く。イマジネーションをフル稼働させて魅力的な街を見つけたら直行。地図を片手にさ迷い、地図を見ながら川を歩き、街中を抜けて、公園や神社を探しつつ、地図の中に新たな発見が無いか注意深く丁寧に探す。地図とともに、街を体験する中で、心地良さそうな場所を見つけたらそこに腰掛けて、買った本を開く。あとは読む。読みながらイマジネーションが沸いたらアウトプットする。本のことだけではなく、例えばその心地よい場所をデッサンしたり、あるいは街の様子を記しても良いんじゃないだろうか。上記全ての方法を網羅することができる。

つまり、人生を根底から豊かにするのは、読書ではなく散歩である。

と、ちゃぶ台ひっくり返したエントリーを書いてみるテスト・・・なんだがあまりひっくり返っていない。







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| 思いつき日記 | 2008/11/20 11:44 PM |
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