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国内で協力して助け合おう

僕も日本はもう駄目だとおもう。でも、海外に出ようとはおもわない。

On Off and Beyond: 海外で勉強して働こう
これまでずっとなるべく言わないようにしていたのだが、もう平たく/明快に言うことにしました。
1)日本はもう立ち直れないと思う。
だから、
2)海外で勉強してそのまま海外で働く道を真剣に考えてみて欲しい。

1)の認識は多分僕は渡辺千賀さんと近いんだけど、2)は、これは日本人の多数に向けたものではなくて、若くて優秀で意欲とそれを成し遂げる能力を身につけた、あるいは身につけようとしている一部の人たちに向けたメッセージなんだろうなと思う。多くの日本人はこれを正面から受け止めることは出来ない。僕も含めて、日本から出て行くことは出来ないし、今ここで生きていかざるを得ない。

チャレンジできる人はどんどんチャレンジすれば良いと思うけど、圧倒的大多数である国内で生き残らなければならない人たちはどのように生きていけばいいのか?とくに千賀さんの記事にもあるようなベストケースの環境を作るためにどうすればいいのか?

* ベストケース:一世を風靡した時代の力は面影もなく、国内経済に活力はないが、飯うま・割と多くの人がそれなりの生活を送れ、海外からの観光客は喜んで来る(フランス型)
* ベースケース:貧富の差は激しく、一部の著しい金持ちと、未来に希望を持てない多くの貧困層に分離、金持ちは誘拐を恐れて暮らす(アルゼンチン型。あの国も19世紀終わり頃には「新たな世界の中核を担うのはアメリカかアルゼンチンか、と言われたほどだったんですけど・・・・)
* ワーストケース:閉塞感と絶望と貧困に苛まされる層が増加、右傾化・極端で独りよがりな国粋主義の台頭を促す。

答えは、シンプル。

「協力して助け合おう」

大事なことなのでもう一回いいますね。

「協力して助け合おう」

村、地域、家庭、といったコミュニティはことごとく解体し、会社もまた共同体としての、つまり保障としての役割を捨て去ろうとしている今、そして保障制度を支えていた国までもが大きく揺らいでいる中で重要なのは、組織や共同体などの枠を超えた横の連携です。

しかし、旧いコミュニティはいくら再生しようとしてももうその役割を果たすことは出来ないし、旧いコミュニティのような強固に外と内とを峻別する形態はおそらく現代人の心情にはマッチしない。

ソーシャル・キャピタルの構築という趣旨ではあるのだけど、その繋がりは絆や団結というような強固なものではなく、広く柔らかく繋がった「緩やかな紐帯」の構築であるべきなんだと思う。

緩やかに繋がりあっているのだけど、何か必要に応じてアドホックに協力しあい、結びつき、そしてほどけていく。そのような関係の構築が今求められていると思う。それをノットワーキング(Knotworking)と呼ぶ。

ノットワーキング 結び合う人間活動の創造へ
ノットワーキング 結び合う人間活動の創造へ
山住勝広,ユーリア・エンゲストローム

今、この緩やかな関係性を一刻も早く作らなければならないと個人的には思っていてそのために、例えば「【NonGeek Community】非技術者のための勉強会・情報交換コミュニティ」を作り、勉強会開催してみたり、生き方を模索する30代のためのメディア(→Work.bz)を作ったりと今模索しているところ。

しかし、今のご時勢、会社はますます社員を拘束し、長時間労働で横の繋がりはなかなかもてない状況になってしまうし、人はどうしても小さく強固な人間関係で収まってしまい、その結果閉塞感だけが残るという結果になってしまいがち。

だから、せめて、国内に残る人たちは会社やコミュニティの枠だけに時間を費やさず、組織や共同体の枠を超えて繋がりあう試みをなんらかしていきませんか?

勉強会、サークル、ボランティア、起業、飲み会・・・それはどんな形でもいいとおもう。まずは組織の枠を超えて緩やかに繋がりあい、信頼のシステムを少しずつ作ること。それがベストケースへいたる第一歩じゃないかなと思います。

そして、ゆるやかに繋がり合いながら、何か事があれば必要に応じて結びつき、助け合い、何事かが終わればまた緩やかな紐帯の状態へと戻っていく。共同体の解体後の世界で生み出されるソーシャル・キャピタルの形はこのようなものではないか?と僕は考えているし、それを、まずは僕自身の周りに構築したいと思っています。皆さんも自分の周りに、それが作り上げられるように、まずは組織の枠を飛び出しませんか?

「協力して助け合おう」

大事なことなので三回言いました。

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