2010.01.02 Saturday09:35
「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」ケニー・オルテガ監督
2010年新年早々、マイケル・ジャクソンの"THIS IS IT"を観てきました。2009年6月25日、還らぬ人となった"King of Pop"ことマイケル・ジャクソン最後のツアー"THIS IS IT"のリハーサルの様子を編集したドキュメンタリー映画。
冒頭、オーディションを勝ち残りツアーメンバーに選ばれた何人かの若いダンサーたちが高揚感を隠しきれない様子で、マイケルと一緒の舞台に上がることについて語っていく。一人、また一人と答えて行き、最後に答えた若い男性は寂しさと喜びとが入り交じった表情を浮かべながらこう語っていた。
「人生は辛いことばかりで、生きていくためには意味が必要なんだ。だから、何か打ち込めるものが欲しかった。それがこれなんだ(This is it)」
記憶が曖昧なのでざっくりとした引用になっていると思うのだけれど、確かに彼は、彼自身の生きる意味が"This is it"だと語っていた。この無名の彼のインタビューが心に残リ続け映画を観ている間ずっと作品全体を覆って"THIS IS IT"というツアーの準備を通してマイケル・ジャクソンというパフォーマンスを作っていくそのプロセスに「人生」そのものを重ねあわせてしまうような感覚にさせられた。
ツアー本番という刹那のために考えうる最高の準備をし、その瞬間瞬間に全力を注ぎ何かを創り上げていく過程が淡々と、しかし劇的に描かれている訳なのだけど、そこには確かに人生と重なりあうものが多分にあるように感じた。マイケル・ジャクソンという稀代のパフォーマーの人生そのものと、その彼の最高の舞台のために持てる力を最大限発揮しようとする多くのスタッフの人生がリハーサル風景を通して観る側に伝わって来ていたからなのだろうか。
また、マイケルが次々と音について、リズムについて、パフォーマンスについてなど、こと細かに指示を出す様子を観ながらふと以前読んだ「自分の仕事をつくる」という本に書かれたエピソードを思い出した。
「自分の仕事をつくる」(P29)
以前、あるピアノ奏者に「音楽家にとって、もっとも重要な能力は何か?」という質問をしたところ、迷わず「聴く能力です」という答えが返ってきた。自分が出している音を聞き取る力がない限り、その先への進歩はない。イメージと現実のギャップが感じられるからこそ悩めるし、成長することも出来るが、もし「自分は充分にいい音が出せている」と感じたら、そこがその人の音楽の上限となる。だから、常に聴く能力を磨き続けることが必要であり、齢を重ねることによる進化もあるのだ、と話してくれた。

「生きるための仕事」ではなく
仕事の迷路に迷ったら、
「働く」ことと「生きる」ことに橋を架けてくれる本ですこのような聴く能力も含めた観察力、外部の様々なことを感じる力が、マイケルは格別に高いのだろう。また、聴く能力だけではなくそれを実際に行動に移す技術と表現力もまた常人を遥かに上回っていて、しかも、絶え間なく磨き続けているのだろうなと。その敏感すぎる観察力・感受性が悲劇に繋がっていったのかもしれないけども、この作品中では彼のヴィジョンに引っぱられるように周りの人々がより高みへと昇っていこうとするその姿にぐらぐらと心動かされますね。
彼らのような一瞬の表現に最高のパフォーマンスを発揮することを求められる人々と程度の差こそあれ、我々も同様、自身を取り巻く環境であったり、身体感覚であったり、仕事など様々な事象を適切に観察し、敏感に感じていくことを心がけていくことが、日々の生活を送っていくときに、生きる意味を見出すことに繋がっていくのだろうな、と考えていました。
なんだろうな、マイケル・ジャクソンって、かつてあった「音楽が人生を変える」「音楽が世界を変える」というような神話を本気で信じ、体現しようとしていた最後の人だったのかもしれない。人は生きていくために物語が必要で、その大きな大きな物語を彼は音楽とパフォーマンスを通して提示し続けていた。そういう生きるための物語が生まれる瞬間を垣間見ることが出来る極上のドキュメンタリー映画だったと思う。一年の最初にこの作品を観ることが出来て本当に良かったです。
"Rest in Peace"

本当に最後の、、、
教えて下さい。映画本編は入っているのでしょうか?
確かにマイケルは素晴らしいけど。。。
マイコー、どうして私たちを置いてっちゃったの?
スーパーMJ
映画を観て今更ですがファンになりました
なんだこりゃ!
聴く度に胸が熱くなる!
限定版のがいいね
すごいですね!
マイケルの歩いた道
驚くべき人生
全記録から見えるマイケルの人間性
まずいと思いました
全記録
![マイケル・ジャクソン THIS IS IT デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51FUE6-soYL._SL160_.jpg)
















