2009.05.02 Saturday19:36
法教上人塚跡

寛文四年(1664)に亡くなった法教上人という高僧の墓があったと伝えられる場所。この法教上人だが、人々からの信望厚かったということの他は、その名前も出身も定かではない。
言い伝えではこの塚にお参りすると百日咳が治ると言われ、多くの人が参り、治癒したときはお礼に甘酒を供えたという。近所の子供たちは、その甘酒が温かいうちにこっそり飲んでしまったというファニーなエピソードもあるのだそう。
おそらく、実在の人物ではないのだろう。ここに人口か自然と出来たものかはわからないが、塚があり、いつしかそれが法教上人という架空の高僧がいたという物語が設定され、信仰の対象になっていったのだと思われる。
今は上人を祀った碑は近くの真福寺の境内に移設され、塚も無くなり、かつてあったことを伝える案内用の石碑だけが、当時の人々の信仰の様子を伝えるだけになっている。

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病と信仰・伝説
松田 義信





























